Good morning!
突然なのですが『化学物質過敏症』って聞いたことありますか。
かがくぶっしつかびんしょう。
英語ではCS(Criminal Sensitivity)とか、IEI(Idiopathic Environmental Intolerance)とか、MCS(Multiple Chemical Senstivities)などと呼ばれてる。
1990年代、建材に含まれる化学物質ホルムアルデヒドでシックハウス症候群を発症したことから社会問題になった過敏症のひとつ。目鼻口や喉の痛み、頭痛/腹痛、動悸など自律神経系の異常やストレスなどから様々な疾患につながる。目の痛みとか頭痛とか私もよくある〜そうなんだ〜てくらいに思っていました。これまでは。恥ずかしい。
自分のことが信じられないような出来事がありました。
一年前。京都ひとり旅で泊まらせていただいたお宿は楽天堂というフェアトレードの豆とスパイスを商う私のとびきり憧れのお店(喫茶おおねこの師匠である千晶さんが店主をされています)のおとなりのゲストハウスでした。ゲストハウスは化学物質過敏症の方も泊まられるお宿で、それを理解し、自分なりに気をつけてはいたつもりでした。
それがとんと甘かった。
お宿に着いてすぐ、「なんだか柔軟剤の香りがすごくする」と千晶さんに教えてもらって、会ってすぐだけどその場で服を脱いで匂いを確かめてもらい、持ってきた他の服の匂いも確かめてもらいました。千晶さん、本当にありがとうございました。教えてくださるかたがいて幸いでした。それで、柔軟剤の発生源が去年からしまいこんであって久しぶりに着た赤いニットであるとわかり、
・自分では柔軟剤や化学物質の匂いがわからない鼻になっていること
・仕舞い込んでいても隣り合っている衣服などから化学物質が移ること
・汚染された服は洗ってもこすってもなかなか取れないこと
を知りました。
もう、この服どうしよう。このゲストハウスに”香害”を残したらどうしよう。途方にくれました。
恐ろしいのは、その”香害”を発している本人の「無自覚さ」です。
自分がわずかに残った柔軟剤の香りを察知できないのだということを、わかっていなかった。
香水も半年以上つけていない。保湿する化粧水は無添加のもの。シャンプーも石鹸。
それで、柔軟剤の香りがしない大丈夫と思った衣服を持ってきました。
でも香害のもとを持ち込んでしまった。しかも床につけておくと吸収されてなかなか取れないそうで、赤いニットはビニール袋に入れてきつく口を閉じました。
柔軟剤、香水、ペンキ、インク、たばこ・・・思えば人工的な匂いに囲まれて生きてきたな、と思います。ガソリンスタンドの匂いだって「いいにおーい!」という子どもで、母親は「脳が溶けるからひっこんどき!」と怒ってた。中学時代は(今でこそ鼻がひん曲がるような)コットンキャンディーの香水をバシャバシャ付けてたし、柔軟剤をドバドバ入れていい匂い〜と浮かれていたこともある。
コンクリートジャングル東京に住んでいると特にそうで、いかに匂いに無頓着に暮らしているのかを知りました。匂いが溢れすぎていて、麻痺してる。
においは見えないから、怖い。
見えないからこそ、繊細でありたいものです。
最近、久々に電車に乗ると気持ち悪くなることがあります。久々に乗ったことによる電車酔いとはまたちょいと違う、”人の匂い”に悪酔いしてる感じ。症状の重度や形は違えど、人々に付着した人工的な香りに害されているのかも、とやっと自分ごとにできた日でした。
はあ、一息に書いたけど
身の回りにいるかもしれないし
後発的に発症する過敏症でもあるのでシェアしたかった。
勉強になったのはこの二冊です👇
『私はカナリア?化学物質過敏症発症から回復までの記録』
『転校生はかがくぶっしつかびんしょう』
もしよかったら検索してみてください。
追記 『カナリアの手帖』というサイトがとても参考になりました。
あわせて見てください。
文章をシェアしてくれたらすっごく背中押されます。
もう週末、早いものですねえ。なんだか私はもう年末気分です笑。
ちょこちょこ、一日一か所掃除をしていると年末の大掃除がぐんと楽になる気がして
頑張ってみています。ああ、確定申告もそろそろ手を付けなくては!(個人事業主の同志、いっしょに作業しましょう。ご連絡ください。)
Have a good day!
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