「吉祥寺で30年。ラクールカフェの魅力」
…と言ったって語りきれるわけがないんですが、
ラクールカフェについて書いてみる。
2010年3月末に閉店した本格喫茶「STONE」の姉妹店として30年近く吉祥寺の中道通りで開店しているラクールカフェ。おっきいユニクロの脇の道を行った左側の二階にあるよ。
La courとは”中庭”という意味。
店に足を踏み入れれば一目瞭然その意味がわかる
もうどのお店も開いてない、今日はコンビニご飯かなあと思っていたところで、当時真夜中近くまで開店していたラクールカフェでナポリタンを食べて、あまりのおいしさに泣きそうになって、
「ここで働かせてください」って言いにいき、
名前も身元も知らないわたしに
「君か。いいよ」と言ってくれて、
感染に怯えながらもシフトに出続け
いつもまかないがおいしくておいしくて
だんだんとコロナ禍も越えてきて
英語を使った接客も増えてきて
お客さんも戻ってきて
気づけば、大学在学中から4年ほどアルバイトをしてきたのか。
非正規雇用の実際。
時給労働の不安定さ。
立ち仕事の、接客業の、
しんどさと、抗えないほどのやりがい。
飲食店業界を続けることの大変さ。
それを自営業でやっていくことに必要な胆力。
そしてネルドリップコーヒーの淹れ方。
いろんなことを教えてもらった。
心底、いいお店です。
100年、いやそれよりずっと先まで続いて欲しい、そんなお店がある町にいられてほんとうに嬉しい。
ラクールカフェ、ぜひ来てくださいね。
マスターとわたしと、仕事おわりにパシャリ。
何を作っても味がピカイチ、誰よりお客さんを想ってるマスターが好き。

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